このサイトはPC表示にて最適化されていますので,スマホの場合もPC表示をご推奨します。
2017年06月24日 (土) | 編集 |
訪問日:2016年4月

佐賀城は佐賀県佐賀市にあったお城です。
現在も佐賀県の中心であるこの城は県史跡に指定され,日本100名城にも選定されています。
12世紀の後半 平安時代に龍造寺季喜(りゅうぞうじすえよし)が佐賀城の前身である村中城(龍造寺城)を築いたことに始まります。龍造寺氏の宗家はこの村中城を本拠地として発展しましたが,15世紀の後半に龍造寺家兼を祖とし水ヶ江城を本拠する水ヶ江龍造寺氏が興されました。16世紀に入ると龍造寺氏は主家の小弐氏と対立したことにより一時 滅亡状態に陥りますが,水ヶ江龍造寺氏より後に肥前の熊と恐れられる龍造寺隆信が現れ,村中城の宗家を継いだことにより,戦国九州を三分する勢力に発展しました。
1584年 沖田畷の戦いで隆信が島津。有馬連合軍に敗北し討死すると,勢いは弱まり実権は重臣の鍋島直茂に移りました。その後も直茂は表向きは主家の龍造寺氏に従う形でしたが,関ケ原の戦いの後,1602年に龍造寺氏の家督を直茂の子である鍋島勝茂が継いだことにより鍋島氏は完全に佐賀藩主となりました。この頃から村中城を取り込む形で佐賀城へと発展させ,1611年に完成させました。明治維新まで佐賀藩庁として鍋島氏の治めるところなりましたが1874年 佐賀の乱では反乱軍に占拠される事態に見舞われています。

佐賀城/01続櫓  佐賀城/02しゃちほこ
【左】本丸への表玄関に当たる鯱の門続櫓が現存しています。
【右】屋根の上に乗る鯱は佐賀藩 御用鋳物師 谷口清左衛門の作です。

佐賀城/03鯱の門  佐賀城/04鯱の門内側
【左】鯱の門に攻め寄せる敵を続櫓から攻撃する構造であることが見て取れます。
門扉には佐賀の乱の際についた弾痕も残ります。
【右】鯱の門の内側です。

佐賀城/案内
現在も良好に残るのは丸印の本丸部分。北西南の堀も良好に残っていますがその他は市街地となっています。

佐賀城/05本丸御殿  佐賀城/06玄関
【左】2004年に木造で復元された本丸御殿
【右】御殿の御玄関。藩主や幕府の使者といった特別な人物のみが使うことを許されました。

佐賀城/07外御書院  佐賀城/08天守台
【左】外書院は御殿の中心部でした。ここで様々な公式行事が執り行われました。
【右】本丸の北西にある天守台
当時は五重の天守があったそうですが1726年に焼失してしてしまいました。

佐賀城/13西門  佐賀城/09天守入口
【左】天守台に上るため一旦,西門から外に出ます。
【右】天守台の入口。外側からアクセスします。

佐賀城/10天守上  佐賀城/11西土塁
【左】天守台の上。
【右】天守台より西側土塁石垣を見ています。一部を除いて土塁で守られた佐賀城ですが,西側土塁の外側には石垣が施されています。

佐賀城/14水路跡  佐賀城/15南土塁
【左】西側の土塁石垣の側で発見された水路跡
本丸の内と外を結ぶ木製と石製の水路が見つかっています。
【右】南側もがっちり土塁で守られています。外側には幅の広い南堀が見えています。

佐賀城/12西側石垣、内堀  佐賀城/16南西隅櫓台
【左】西側土塁石垣の外面です。復元された石垣が続きます。手前には本丸の西側に流れ込んでいた内堀の跡を見ることが出来ます。
【右】南西の突端に復元座された南西隅櫓台

佐賀城/17南堀  佐賀城/18東堀
【左】佐賀城は城域の四方を幅の広い外堀で囲っていました。
写真の南堀の他,北堀,西堀が良好に残ります。
【右】北・西・南面の外堀に対して東堀は近代に入り埋められていましたが,近年復元が進んでいます。

佐賀城/19東堀案内  佐賀城/20東堀整備
【左】東堀整備の案内板。
【右】本丸より北側の東堀も整備されるような雰囲気かな。

水ヶ江城/龍造寺隆信生誕の地  水ヶ江城/水路
【左】龍造寺氏の村中城を大幅拡張する形で拡大した佐賀城の南堀からわずか100m少しのところに水ヶ江城はありました。現在は遺構らしい遺構は残っていませんが龍造寺隆信誕生地がある近辺がその場所でした。
【右】水ヶ江城のあったとされる場所にも水路が無数に走っており,いずれかは水ヶ江城を守ったの役割を果たしたと思われます。

鍋島氏が現在の姿にした近世城郭が,龍造寺氏が支配した戦国時代より中心地であり,現在も県庁などが建ち並ぶSAGA佐賀の中心地として機能し続けているのです。


大きな地図で表示


お城巡り ブログランキングへ


にほんブログ村


FC2 Blog Ranking

関連記事
テーマ:史跡
ジャンル:学問・文化・芸術
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック