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2017年07月08日 (土) | 編集 |
訪問日:2016年4月

筑紫氏館(ちくししやかた),勝尾城(かつのおじょう)は佐賀県鳥栖市にあったお城です。
勝尾城筑紫氏遺跡(かつのおじょうちくししいせき)として,勝尾城と麓の筑紫氏館跡,さらに谷筋を挟んで両側に展開する5つの支城(鬼ヶ城,高取城,葛籠城,鏡城,若山砦)を含む東西2.5km,南北2.0kmの広範囲に戦国時代後期の遺構が分布しており国史跡に指定されています。
筑紫氏(ちくしし/つくしし)は九州北部の守護大名として勢力をもった少弐氏(しょうにし)の一族と言われます。
1467年頃 筑紫満門が勝尾城に入り肥前,筑前,筑後 三国の国境付近に勢力を持ちましたが,小勢力が故に大友氏,毛利氏,島津氏といった大勢力の間を臨機応変に味方と敵を変えながら立ち回り乱世を生き抜きました。1586年筑紫広門の時代,北上してきた島津軍の島津家久の攻撃により勝尾城は落城。以後廃城になりました。広門自身も捕えられ幽閉されましたが,島津氏が豊臣秀吉に屈服した後に返り咲き,朝鮮出兵などでも活躍しました。

勝尾城・筑紫氏館/01遠望  勝尾城・筑紫氏館/02筑紫氏館正面
【左】勝尾城筑紫氏遺跡のある山並みに向かう。
【右】ここが筑紫氏館跡の正面。駐車場もあります。

勝尾城・筑紫氏館/03案内  勝尾城・筑紫氏館/03筑紫氏館
【左】今回は広大な勝尾城筑紫氏遺跡の内,赤丸を付けた筑紫氏館跡から勝尾城の部分を見ます。
【右】現在は筑紫神社となっている場所が筑紫氏が普段政務をとったとされる館跡でした。

勝尾城/筑紫氏館/館案内
筑紫氏館跡の案内板。主殿や会所があった場所で,列焼けた壁土や柱穴も発掘されています。

勝尾城・筑紫氏館/08筑紫氏館全景  勝尾城・筑紫氏館/05館虎口
【左】筑紫氏館の全景。
【右】館跡には案内板のとおり虎口が残っています。

勝尾城・筑紫氏館/06館虎口外  勝尾城・筑紫氏館/07館虎口石垣
【左】虎口を外側から見たところです。
左に屈曲して入る枡形構造ですが草でわかりにくくなっています。
【右】虎口には石垣が残されているのですが,やはり草に覆われてわかりにくくなっていました。

勝尾城・筑紫氏館/09館庭園  勝尾城・筑紫氏館/10登山道
【左】筑紫神社の東側,案内板に庭園と記載された場所です。
【右】館跡から勝尾城への登山は小一時間程度でしょうか。中々厳しい道のりです。

勝尾城・筑紫氏館/11大手曲輪へ  勝尾城・筑紫氏館/12大手曲輪
【左】勝尾城の主郭部分から南へ下がった場所にある大手曲輪に辿り着きます。
【右】大手曲輪はその名のとおり城の正面に立ちはだかる虎口を中心とした曲輪です。

勝尾城・筑紫氏館/13大手曲輪虎口  勝尾城・筑紫氏館/14大手堀切
【左】荒れていますが,無数の石垣で築かれた巨大な虎口です。
【右】大手曲輪にある堀切

勝尾城・筑紫氏館/15分岐  勝尾城・筑紫氏館/16主郭部へ
【左】巨石がゴロゴロしているあたりから主郭部と二ノ丸への分岐があります。本丸へ向かい一気に高度を上げます。
【右】この右に屈曲しながら入る虎口を過ぎると主郭部を構成する曲輪に到着です。

勝尾城・筑紫氏館/17主郭部  勝尾城・筑紫氏館/18主郭部
【左】主郭部に到着。まずはこの広い曲輪,最高所より一つ下の曲輪になります。
【右】南側に伸びた部分。開けています。

勝尾城/筑紫氏館/勝尾城案内
勝尾城主要部の縄張り図。
主郭部から谷を取り囲むように退いた尾根上に築かれています。

勝尾城・筑紫氏館/19物見岩  勝尾城・筑紫氏館/20眺望.
【左】主郭部の南端にある物見岩
【右】南側の開けた眺望。

勝尾城・筑紫氏館/21南西部へ  勝尾城・筑紫氏館/22南西石塁
【左】物見岩の横から南西に伸びた尾根に向かうのですが,写真のような高さを一気に下ります。
【右】南西尾根に築かれた石垣

勝尾城・筑紫氏館/23南西石塁  勝尾城・筑紫氏館/24石敷き発掘
【左】南西尾根の石垣を別の角度から。
【右】主郭部に戻りまして石敷きが発掘された辺り。

勝尾城・筑紫氏館/25横堀  勝尾城・筑紫氏館/竪堀
【左】主郭部の側面に築かれた横堀
【右】写真ではわかりにくいですが北西に伸びた尾根の西側斜面に畝状竪堀がありました。

勝尾城・筑紫氏館/26主郭虎口  勝尾城・筑紫氏館/27最頂部
【左】主郭最高所への虎口
【右】主郭の最高所。土塁も築かれています。

勝尾城・筑紫氏館/28堀切  勝尾城/虎口
【左】二ノ丸方面に向かう途中にある堀切です。ここを抜けて二ノ丸の北側斜面に回り込みます。
【右】二ノ丸の西側,北向きに開いた虎口

勝尾城・筑紫氏館/29空堀  勝尾城・筑紫氏館/30石垣
【左】虎口横から横堀が続きます。
【右】横堀から上を見上げると,一番の見どころかと思われる石垣。二ノ丸の中心部手前です。

勝尾城・筑紫氏館/31二の丸石列  勝尾城・筑紫氏館/32二の丸虎口
【左】こちらは二ノ丸から南に伸びた尾根の石垣
【右】ここにも東に向かって虎口が開いています。

勝尾城・筑紫氏館/33下山  勝尾城・筑紫氏館/34林道
【左】林道に下りてきました。
【右】何と! 林道のトンネル脇に十分駐車できそうなスペースがありました。筑紫氏館から苦しい登山をしなくても良かったということか。。。

九州戦国時代,大勢力の間を巧みに泳ぎ切った筑紫氏の本拠地です。
筑紫広門は生き残った者勝ちという思想を徹底しているようで,これはこれで面白い戦国武将の在り方ではないかと思うのです。


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