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2018年01月07日 (日) | 編集 |
訪問日:2016年6月

玄蕃尾城(げんばおじょう)は福井県敦賀市と滋賀県長浜市の県境にあったお城です。
中尾山城内中尾山城とも呼ばれます。
国史跡に指定され,続日本100名城にも選定されています。
県境にあるため福井県か滋賀県かどちらにカテゴライズするか悩むところで,主郭の位置が滋賀県にあるのですが,100名城に合わせて福井県としておきました。
1583年 羽柴秀吉柴田勝家の争いで知られる賤ヶ岳の戦いの際,両軍の対峙が長くなりにつれて多くの陣城や砦が築かれました。これらの中でも柴田勝家が本陣を置いたこの城はとりわけ規模の大きく防御機構の発達した城で,急場で築城されたというより予め準備していた城というのが妥当でしょう。敗戦が濃厚となった勝家は戦わずして城を捨てたため,遺構が非常に良い状態で残存しているも特徴です。

玄蕃尾城/01入口.jpg  玄蕃尾城/02分岐.jpg
【左】比高300m程度の山に築かれているのですが,かなり上まで車で上がることできます。
駐車スペースが整備されパンフレットも置いてあり入手して登城開始。
【右】刀根越えと呼ばれる峠道を進みますと,分岐地点があります。玄蕃尾城は左へ進みます

玄蕃尾城/案内  玄蕃尾城/03道中.jpg
 玄蕃尾城/04大手虎口.jpg


【左】現地の案内板。下の大手方面からアクセスします。
【右上】分岐地点から朝霧の中を10-15分程進みますと案内板のある城域内に入ります。
【右下】大手虎口に到着しました。土塁でしっかり守られています。

玄蕃尾城/虎口曲輪大手  玄蕃尾城/08土塁Ⅶ郭.jpg
【左】案内板の一番下にある大手側虎口郭の内部。
面積の広い曲輪で周囲を立派な土塁で囲まれている様子が見て取れます。
【右】良く残った土塁。幅も広く高さもあります。

玄蕃尾城/06大手堀郭.jpg  玄蕃尾城/07堀切Ⅶ郭南.jpg
【左】虎口郭の西辺に沿った
【右】虎口郭の南東にある堀切

玄蕃尾城/09曲輪6へ.jpg  玄蕃尾城/10東虎口.jpg
【左】一つ北側にある長細い曲輪との間には堀切で進路を狭められた遮られ土橋で渡る構造です。その奥で屈曲しながら次の虎口に入っていきます。
【右】先ほどの虎口郭の一つ北側の曲輪。案内板では先ほどと同じく虎口郭と記載されています。東虎口と標柱に示されたこの虎口は大きく屈曲しながら侵入する枡形構造です。

玄蕃尾城/11虎口郭6.j  玄蕃尾城/12堀切4と6.jpg
【左】長細いこの曲輪もやはり土塁で囲まれており,続く馬出郭と合わせて兵を溜めて一気に出撃する役割を担っていたと考えられます。
【右】馬出郭の南側に築かれたは恐らく虎口郭の土塁を乗り越えてきた敵を再度落として狙い打つための構造と思われます。

玄蕃尾城/13曲輪4.jpg  玄蕃尾城/14主郭.jpg
【左】主郭から見た馬出郭の位置関係。城道は奥から鉤の字に曲がりながら進んできます。
主郭の南に土塁で囲まれた馬出郭が控えています。もちろん,ここにも兵を溜めることが出来ます。
【右】城の中心部である主郭。四方を土塁で囲まれ北東部には櫓台が備えられています。

玄蕃尾城/15櫓台  玄蕃尾城/16礎石.jpg
【左】主郭の奥にある櫓台
【右】櫓台には礎石が残っており何らかの建物があったことがわかります。

玄蕃尾城/18主郭堀.jpg  玄蕃尾城/17張り出し曲輪5.jpg
【左】主郭の東辺に沿った
【右】主郭には虎口が三つあり東側から出るとこの張出郭があります。
見張り台の役割を果たしたと考えられています。
玄蕃尾城/19土橋張り出し.jpg  玄蕃尾城/0主郭虎口(搦手).jpg
【左】主郭から張出郭へは写真の細い土橋を経由します。
【右】主郭の搦手側(北側)の虎口。土塁の位置がずれており喰い違い虎口のようです。

玄蕃尾城/21曲輪2  玄蕃尾城/22土橋搦手へ.jpg
【左】主郭の北側にも馬出郭が備えられており、それを横目に北側の虎口郭に向かいます。
【右】最北の虎口郭へは土橋から土塁の上を経由して侵入します。

玄蕃尾城/23搦手.jpg  玄蕃尾城/24土塁搦手郭.jpg
【左】搦手側の虎口郭。主郭より広い面積を有しており兵の駐屯地か物資の集積地の役割を担ったと考えられています。
【右】やはり土塁で周囲を囲われています。

玄蕃尾城/25堀搦手曲輪堀.jpg  玄蕃尾城/26搦手口.jpg
【左】南辺以外の土塁の外側には写真のようなも築かれています。
【右】ここが搦手虎口。単純な平虎口のようです。

信長亡き後,羽柴秀吉と柴田勝家が争ったことで知られる賤ヶ岳の戦いです。
戦での対陣に備えた陣城の最高傑作の呼び名も高く城好きに大変人気のあるお城で,その一つの理由は以降の残存度に加え整備が行き届いているということが挙げられるでしょう。


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